海の玄関から今日は!  ヨット・タカマミで一緒に海外クルージングの世界へ。

大西洋横断セーリング ARC

大西洋横断セーリング ARC

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  • Las Palmas 港 - スペイン領  Gran Canaria 島
  • Arrecife 港 - スペイン領   Lanzarote 島
  • ロドニー・湾 - セント ルシア 島、国 



お願いです。
大洋航海中は、”波又波、雲又雲・・・”の世界。 多くの人には退屈な時間です、その退屈な時間の繰り返し映像ですので、もし以下を見られる場合は、その旨ご承知下さい。


グランド・カナリア島からセントルシア島迄の、最短距離(大圏距離)は約2730NM(5055KM)。 カナリア諸島を離れると、カリブ海で南に、バルバドス島を微かに見る以外は、陸地はありません。 最初南下のコースを採れば、燃料補給、緊急修理等の事情でベルデ岬諸島へ寄港する選択はありますが、距離から不利になります。

大西洋高気圧の、強さ、位置により、皆さんそれぞれプランをたてます。タカマミは最初、北緯18度、西経30度迄南下、徐々に北緯14度を目指し西へ進みます。 参考? WX FAX により、上層風、地上風解析、海流 の解析結果。各地点のデーターを割り出し、タイムフロントと呼ばれる手法で、最短時間を割り出す、結果です。 プラン時の距離は2805 NM 、プラン時間は 23日12時間。 実際は2900NM 24日15時間でした。

それに加え、途中の過去の平均的天気で、安全性、快適性も検討。特にランニング(略後ろから風を受け走る)では、ローリング(横揺れ)が起こりやすいので、ブロードリーチ(斜め後ろから風を受ける)が多くなるような、コース取り。

特に最初の頃は、波高の予報も1M前後、 西へ進むと大きくなる傾向に加え、季節が進むとより厳しくなる傾向に対処。 気温水温は大体同じですが、カナリア諸島近辺では、約21度。  南下に従い中間点付近では、26-28度。

参加艇は、最終的には、115隻位と聞きました。 出発前後のトラブル、途中脱落で、出発到着時の数が違います。 特に途中、他所方向へ向かったヨットもいたようです。

主催者の予備検査: 安全備品、特にEPIRB(非常用位置指示無線標識)、国際超短波無線機、は必ず。 短波無線機は必要なし。
係の人が、ヨットの計測に来て、ハンディが決まる。
最低クルーは2人。  乗員の数だけ、バンクがあること。
クラスは大別: レーシング。 クルージング。 マルチハル。
クルージング クラスヨットには、全所用時間の1/3を限度として、エンジン使用、機走が出来る。 但し使用時間に応じた、時間が所要時間へ加算される


同じ日付の写真が続いてるとき、日々変わるとき様々ですが、順序は出発の日から順を追ってます。 説明は抜きの時が多いので了解願います。

11月25日 1300が出発時間でレース開始です。 海岸は岸に沿う追い風、15-20 ノット。 曇り空の下、大勢の見送り人、見物客の見守る中、5000KM 余の海路をカリブ海へ向け出発しました。
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防波堤内側は港内繋留岸壁です。
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怪我しないよう、足下にご注意を。
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ローカルのヨットが応援に出てます。
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スタートです。
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領事館のスタッフが見送りでした。
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夕日が沈む頃、早いレーシングクラスは遙か前方、110隻以上の船影も少なくなりました。
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翌日、日が昇り、風は落ち、元気は空回り! のスケ。
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2日ほど経つと1日中、他の船影を見ないことが多くなりました。
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2日後シイラが釣れました。 連続釣れましたが、放流。 釣りは中止。
その後、タカマミの側に巨大漁が悠々と。 とんでもない大きさのカジキが暫く一緒。 その目玉の大きいこと! 何が住んでるか謎の多い大洋。
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チョツト失礼。 共に歩んでいます。
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海鳥が暫しの休み処を求めて。
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クルージングシュート使用は、大洋では、少なからず、ウネリがあり、横揺れがあるときは快適でないです。
スコール、風の変化が起こりやすい、雲の流れがあると使用しません。 
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ショートクルー(少ない乗組員)の時は、出来るだけ簡単に、コントロールし易い、素早くセーリングの形態が変えられる、方法を選択。
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この様な雲は風向風力の一時的な変わりを起こし、油断できません。
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芋粥、つり上げたカツオの角煮、野菜和え物。
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ダブルクルーのセーリングでも、見張りは24時間続けます。
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道半ば、1隻のヨットが近づいてくる。 無線で呼びかけられ、”現在位置を教えてくれ”。 GPSの普及でセーリングのナビゲーションも様変わりです。
現在はセキスタント(天測六分蟻)を持たないヨットが多くなっていますが。
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半ば前から、連続した雲の列を見ることが多くなりました。
貿易風帯はこの種の雲、 ふわふわした綿を並べたような雲が多くなります。
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このコックピットで、昼夜18時間以上過ごします、 寝るのもこの付近。 サロンで寝れば、10秒で駆けつけられますが。
セーリング中は、寝台上では寝ません。
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1に見張り、2に見張り、3.4が無くて、5に見張りです。
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船尾が水面上から高いので、アリエス ウィンドベーンの働きは、今一つ不十分のようです。
右舷(右側)後ろ、デッキ上の袋。 此処に航海中のゴミなど詰めて、括り付けてます。 大洋航海中も外へ捨てません。
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後、2日ほどで着けるはずの所迄。
この1週間ほどは、右後ろからのウネリ、風、波でヨットのスピードは出るが、揉まれるような揺れが続き、ネコも疲れてきてる様子でした。
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12月19日午後、セントルシアの島を確認、無線で陸地と連絡出来た後、安全に島の北端を廻り、暗闇の中、夜中過ぎゴールライン通過を、陸地から無線連絡。 続けて2艇がゴールイン。
案内ボートに導かれ、水路を通過、湖のように静かな、マリーナへ着岸しました。

24日間、最後までお付き合い頂きまして、お疲れさんでした。





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