バハ・カリフォルニア半島西海岸を南下 Ⅰ
バハ・カリフォルニア半島西海岸を南下 Ⅰ
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マークの場所は寄港地、通過地の一部です。
エンセナダ - メキシコへ入港後、最初の港
サンキンティン -
トルトゥガス湾 -
サンタマリア湾 -
マグダレナ湾 -
気圧差、前線が原因の強風には出会うことがないのですが、海洋と接した、殺伐とした大陸。 時として、沿岸海域ではサーマル・ウインドと呼ばれる強風の洗礼を受けることがあります。 錨地などで停泊中でも、40ノット近い強風、引き起こす荒波。 同じ錨地で停泊中のヨット3隻が、岸に打ち上げられ、遭難した姿を目にしました。
昼夜の気温差が大きい、大陸と海洋が接する沿岸では、注意を怠ると、不愉快なクルージングになります。
エンセナダで予期しない、奥さんが邦人の家族、その友人、かつてのヨット仲間等にお会いして、楽しく過ごし、タカマミの整備も一段落した後、針路を南へ向け進みます。
最初は、思いで多いサンキンティンに向け、近くで天候を検討した後、続航かどうか判断の予定で出港。 目的地近くで、天候の落ち着きを確認した後、更に南へ向け続航です。
沿岸をセーリング中は、寄り道、昼間だけのセーリングを続けているタカマミですが、この沿岸は殺風景な土地柄、又静かな湾が少なく、注意しないと海草の繁茂している湾があり、不用意に接近できません。
次2面:
断崖が海岸まで迫り、樹木のない山岳地帯の連続です。
注意してよく観察してますと、稀に沿岸に住居の固まりが。 この海岸は街道から離れ、交通はどうなんでしょうか?
工業団地の廃墟? 平らな地帯に見られました。
出港後3日目の早朝、右にセドロス島を見ながら進むこと数時間、左に本土の山々が。
接近しても、人々の生活の臭いは、感ぜられません。
左からの岬と、島の間を抜けると、目的地はもう近くです。
トルトゥガス湾(別名もあるようです)の湾口が見えてきました。
湾内北寄りに小さい街(集落)があります。 一般に北側が、ウネリの影響が少ないので、多くの船はこの辺へ錨泊です。
錨地から、湾口南側を見る。
陸の光景。
この様に広々です。
以前は何か積み出したのでしょうか。 この様な突き出た桟橋の朽ちた残骸を見掛けます。
教会の建物は、何処でも、実生活に対して、違和感を感じます。
アメリカからのヨット。
このヨットも、サンフランシスコの少し北から、コスタリカを目的地に。 昨年アラスカのクルージングの時出会い、知り合いになり、お世話になりました。 偶然この地で出会い、お互いビックリ。
湾口南側に張り出している磯。 海鳥の住み家。
この湾の北側錨地で停泊中、錨地へ向かって吹く強風、約40ノット。 風波も凄いこと! タカマミを合わせ数隻のヨットは早めに南側の錨地へ。
翌朝は何もなかったかのごとき静かな朝。 但し北側に残っていたヨット、この嵐で、3隻のヨットが岸へ打ち上げられ遭難を知らされました。
南側の錨地は、外海からウネリの影響があるので、通常は北側の錨地で停泊します。
翌日漁師一家が、獲物を売りに。 皆さんの笑顔どうですか!
頂きました。
海難に遭わなくて良かった! 何よりと祝杯です。
南側陸地はこの様でした。
広~い湾の一部の様子。
近くでも魚影の濃い所です。
何の積み出し設備だったのでしょう? 広い湾内は色々の姿があります。
天気と相談の後更に南へ向かいます。
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