バハ・カリフォルニア半島東岸へ ムェルトス湾
バハ・カリフォルニア半島東岸へ ムェルトス湾
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マークの場所は寄港地、通過地の一部です。
ロス フレイレス - この錨地は避けるべき所です。
ムェルトス湾 - 最高の憩いの場所
ラパス - 半島、東海岸の主要都市
サン ルーカス岬 -
北半球の冬の季節を逃れ、カナダ、北米のクルーザーが南へと向かいます。
サン ルーカスを通過する、ヨットの数は年間、 約140隻になるそうです。 思い思いのプランを抱いて。
- バハカリフォルニア半島付近のクルーズの後、折り返し北上、母港へ帰る。但し、カリフォルニア湾内の北端、一番奥へクルーズするヨットは稀だそうです。
- 当地から本土へ向かい、更に南下して、パナマ、ガラパゴス経由南太平洋又はパナマ経由カリブ海へ。
- 当地から直接、マルケサス諸島経由南太平洋へ向かうヨット。
- やはり一番多いのは、バハ カリフォルニア半島とメキシコ沿岸海域で冬を過ごし、折り返すヨットが一番多いようです。
タカマミは、東海岸の主要都市、ラパスに寄港の後、半島に沿い約500km程、ロレト付近まで北上。 湾を東へ渡り、本土沿いに南下する計画です。
カリフォルニア湾内の雰囲気、海域での生物の動態、特徴に興味を持った結果の、回り道です。
地図でお判りのように、北から、半島南端へ延びる主幹道路は1本だけ。 所々に枝分かれの未舗装の道路が走ります。 幹線道路が通る地域、沿岸では集落に出会いますが、その様な地域から離れると、野性味一杯の土地柄です。
サンルーカスから東へ、沿岸沿いに進むと、集落、パルミージャ。 此処までは海岸沿いに道路がありますが、この先はありません。
沖を通過中です。
次2面:
道路の無い沿岸へ差し掛かると、ご覧のように、人工物、人家など見られません。
時間は昼近く、場所は半島に沿い、東向きから北向きになる沿岸へ差し掛かった頃から、北寄りの風が強くなり、海面は白ウサギの跳ぶのが、段々と増えてきました。 この風の向きはこの時間、この地方では卓越風です。
その様な海面上に、鯨のジャンプが見えます。
自然には逆らいません。 向かい風が想定よりも強くなったので、少し引き返し、浅い湾ですが北風の蔭になる、湾へ逃げ込みです。
その途中、直ぐ近くで鯨のジャンプ!
リゾートのホテルらしき建物が1軒のみ。 海岸近く、ブイに繋がれた船が2隻程だけの浅い湾。 揺られながら錨泊です。 ホテルの灯りが随分明るく、陸上へ未練を感じます。
夜半風が凪いできたので、目的地のムェルトスへ向かいました。
海面は静か、昼間の風が嘘のような状態です。
途中夜が明け、荒れた大地を左に見ながら順調に北上。 そうは行きませんでした。 太陽が高くなるに連れ、目的地が見え始めてから、風波が真正面から。 セールをリーフして凌ぎ、目的地のムェルトスへ無事到着です。
この地から、ラパスまでは、早朝出れば1日の行程ですが、何日か強風の日々が続き、 多くのヨットが天気待ちでした。
この湾は余り深くはないが、満足できる静けさです。 到着後陸岸から写しました。
湾の先端へ行く途中、やって来た南方向を見ました。 懐の広い湾です。
低い丘の北側に、人影のない池が。 塩水池とか。
湾の奥方向を見ます。 広い砂浜の先端の岩場に近い付近です。
湾の奥側には、漁期の終わり近くですが、漁師のテント村が賑わってます。
ヨットの錨泊は湾の先より。 向こうに湾を被う岬が見えます。
漁船が漁から帰り始末の後は、ご覧の通り野鳥の乱舞です。
この人は何してる? 貝掘り?
海岸の小石を取り除いているのです。 その訳は次の写真でどうぞ。
漁船が沖から、海岸へまっしぐら!
陸岸へ到着と同時に、船外機を跳ね上げるのです。
突進の様子をビデオでどうぞ!
どの漁船もこの様に陸岸へ登ります。 水際から4~5挺身の距離ほどを、駆け上ります。
造船所の人達、 この様な使われ方を、想定してたのでしょうか?
漁獲は何? 磯魚でした。
浜の先、岬の沖で漁をしてました。
湾の付け根辺りから、先を見ました。 様子がお判りで。
この漁船群、皆先程の要領で、登った漁船です。
浜の先磯の辺りへは、シュノーケリングの大きなグループが来て、楽しんでいることもありました。
漁民はこの様なテントで寝泊まり。漁船で移動、各海辺を移動しながら漁を続けているようです。 この時は冷凍車が来て、魚を運んで帰ってました。
漁から帰るとこの様な遊びも。 メキシコではよく見かける風景です。
湾の一番奥側に、写真では判別しにくいですが、バンガロー風の小屋を複数持つ、ホテルが1軒ありました。 大きくないサロンでテレビも据えられてました。
幹線道路から、枝割れした未舗装の道路が通じて、ラパスからは以外と来やすいとか。
見事な砂浜とお遊びの磯場、人気が少ない、静かな湾内は魅力一杯でした。
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